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しあわせ
2015/02/28(Sat)
入居者されている方の娘さん(60歳代)が面会に見えました。

自宅と施設が近いので2日に1回くらいのペースで訪ねてきます。面会時間は長くて
10分というところでしょうか。

先日、施設の廊下で立ち話する機会がありました。

「今はいい時代ね。こういう介護施設がたくさんあって」
「嫁いで六年くらい経ったら義父が倒れ、その後義母も寝たきりになり、二十年以上
介護しましたわよ」

そして私は

「そーですか。今では認知症の理解が普通の人にも知れ渡っているので”嫁がご飯
をくれない”とか”お金とられた”とか言っても本気にする人はいないけど、前は大変
だったんじゃないですか?」

と、向けると

「そうなのよ。そのとおり。特に義母のときはいくら一生懸命つくしても嫁は何もしてく
れない息子の○○がみんなしてくれる・・・・・・これですもの」

続けて

「地域の人も”あの家の嫁は”みたいな目でみるですから」

相槌もだんだん深刻になってきます。

「台所で両方のこぶしを握りしめ涙をこぼしたことだって一回や二回じゃないわ」

ますます相槌が重くなってきました。

「夫の両親がなくなった後、寝たきりに近い実母を四国から呼び寄せたんです」


嫁ぎ先の両親を長く介護したあと、実母を自宅で介護したのだそうです。ですから
現在ケアポート八王子に入居しているのはこの方の実のお母さんということになり
ます。


話題を変えるように

「技術だけなら、介護の試験一発でパスすると思うわ」

と笑顔いっぱいで語りかけてくれました。

「実母を迎えたとき、夫はうるさいことも何も言わず、ほんとに、ありがたかったわ」

黙ってうなずき、少し間があいた後。

「だから、今が一番 ”しあわせ” なの 」

と・・・・・・

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